高齢者宅配市場で7年連続シェアNo.1に選ばれているワタミの宅食を実際に注文して食べてみたので味の感想や他の利用者の評判と口コミを調査してみました。
ワタミといえば外食チェーン店を思い浮かべる人が多いですが、実は宅食事業は1987年に長崎県でスタートした歴史ある事業です。ワタミの宅食は食事宅配をブームにした立役者でもあり2017年11月1日の時点で日本全国516ヶ所に営業所があります。
まずはじめにワタミの宅食を利用している人の口コミや評判をご紹介してから、他の食事宅配サービスと何が違うのかをわかりやすくご紹介します。
ちなみに私は7社の食事宅配サービスを利用した経験があるので「それぞれの違い」を正確に把握できている自信があります!
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- ワタミの宅食がおすすめな人
- 健康な高齢者の方
- 毎日担当スタッフに手渡しで宅配して欲しい人
- 手軽に栄養のある食事を食べたい人
- 味付けがスーパーのお惣菜レベルで許せる人
- ワタミの宅食が向かない人
- 制限食を探している人
- 配達日に弁当を食べない可能性がある人
- 家を留守にしがちな人
- ワタミの宅食がおすすめな人
紹介内容
ワタミの宅食の口コミと評判を調査!
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こちらの方は産後の手軽さを求めてワタミの宅食を利用しているようです!夕食を作る手間が省けてとても助かっているとのこと。
普段は義理のお父さんが食べているワタミの宅食を食べてみたところ薄味ながらとても美味しかったとの口コミもありました。
ワタミの宅食、「可もなく不可もなく」との投稿も発見しました!これとてもわかります(笑)すごいおいしいって訳でもなくて、まずいって訳でもないのがワタミの宅食です。
濃い味が好きな人や若い人には物足りない味付けかもしれませんが、高齢者の方には程よい味付けに仕上がっているお弁当って感じです!コンビニ弁当ではなくてスーパーのお弁当に近い感じ!
ワタミの宅食の口コミや評判はネット上にもっとたくさんありますが、色々調査してみたところ悪い口コミはほとんどありませんでした。たまに味が薄いという投稿がありますが、まずい訳ではないので安心してください!
それでは続いてワタミの宅食と他の食事宅配サービスの違いをご紹介します。
ワタミの宅食と他の食事宅配の違い
- 毎日まごころスタッフが届けてくれる
ワタミの宅食は営業所が全国516ヶ所*にあり、近隣営業所のまごころスタッフが自宅まで届けてお弁当を手渡しで配達してくれます。他の食事宅配は大手配送会社を利用しての配達なのでただ受け取るだけですが、ワタミの場合は笑顔でしっかりコミュニケーションを取ってくれます。 - 冷凍ではないお弁当
食事宅配の多くが冷凍弁当をクール便で配達してもらうことが一般的ですが、ワタミの宅食は冷凍ではなく常温でお弁当を届けてくれます。その日に作ったお弁当なので鮮度が高いお弁当とも言えますね! - 不在の場合は鍵付き安全ボックスで宅配
万が一配達の時間に自宅にいない場合でも鍵付き安全ボックスを無料レンタルしてもらえるので玄関前に置いておけばその中に保冷剤と一緒に入れて配達して置いてくれます。他の食事宅配の場合は冷凍宅配なので受け取りができない場合にはもう一度再配送をしてもらう必要がありますがワタミの宅食ならその心配もありません。
この3つが他の食事宅配サービスとワタミの宅食の違いです。
ワタミの宅食は他と違うサービスを提供しているからこそのデメリットもある
まごころスタッフの対応がひどい、考え方が合わない
配送業者を利用せず、契約しているまごころスタッフがお弁当を毎日宅配してくれるのですが、そのスタッフさんの対応がひどい場合があったり考え方が合わずにイライラしてしまう人もいます。
無愛想で半分ため口、名前も明かさず、名刺も出さず(出すルールだそうです)、説明は一切無くてパンフレットを渡して「読んどいてくださーい」と言われただけ。
顔だけで判断するのもあれですが、おっかない感じの人で、恐怖すら感じました(>_<)
引用:(Yahoo!知恵袋)
このような口コミもあり私もワタミの宅食を利用するときに少し不安になりましたが、我が家にきてくれたまごころスタッフはとても笑顔で気遣いをしてくれる50代の女性でした。
ネットで口コミをみてしまうと悪い口コミばかりが目立ちがちですが、実は悪い口コミは本当に少数でワタミの宅食をはじめてよかったと満足している方の方が多いと断言できます。
高齢者宅配市場で7年連続シェアNo.1に選ばれていることを見れば総合的に評価してとても良いサービスを提供している会社だと言うことがわかります。
弁当箱を洗って返すのが面倒
ワタミの宅食は食べ終わったら配達された弁当箱を洗って返却する必要があります。
他社の冷凍弁当の場合には食べ終わったらプラスチックの弁当容器を捨てて終わりですが、ワタミの宅食はしっかりした弁当箱なので食べ終わったら次の配達の際に洗って返却します。
そして、衛生的に洗浄・殺菌した上、再利用しているとのことでした。(潔癖症の私にとっては弁当箱の再利用はちょっと気持ち悪いと思ってしまいました…)
ちなみに、「まごころ手鞠」及び、関東一部地域では返却不要の容器を使用しているとのことでした。また、2018年11月5日より中国地方、四国地方(徳島県の一部地域) 、九州地方に住んでいる人はまごころ御膳が返却不要の容器に変わります。
配達の時間指定ができない
宅配は基本的に午前中から夕方5時までの間に届けられるようになっていますが、詳細な時間については宅配のコースによって異なるため確実な配達時間がわかりません。
午前中~夕方5時までの間で届けて欲しい時間帯がある場合にはまごころスタッフに相談するとできるだけ希望通りに配達してもらうことは可能でした。
私は普段13時くらいに配達してもらっていましたが、用事があり午前中しか受け取りできない場合にはまごころスタッフに事前に伝えることで希望通りの時間に配達していただけたので担当スタッフさんと相談してみましょう。
配達時間の指定ができないのはワタミの宅食のデメリットですが、毎日基本的に自宅でゆっくり過ごしている高齢者にはデメリットにはなりません!
冷凍弁当ではないので賞味期限が短い
冷凍弁当ではなく常温もしくは少しだけ温かい状態で届くので、配達されてすぐに食べない場合には冷蔵庫にすぐに入れる必要があります。
また、賞味期限も短く基本的に配達された日の22:00までに食べるようにと記載されています。
他社の食事宅配で冷凍弁当の場合には賞味期限が3~10ヶ月程度あるのに対しワタミの宅食は半日程度しか賞味期限がないので食べる気分でなくてもその日のうちに食べる必要がある点が少しデメリットです。
地域エリアによって土日祝日の配達がお休み
ワタミの宅食は基本的には平日がメインのサービスです。
平日はなかなか会えない家族や仕事が忙しくて実家には顔を出せないという人の代わりに食事をお届けするのが宅食サービスの由来。もちろん地域によっては祝日や土日もサービスを行っているところもありますが、対応エリアは多くありません。
基本的に月曜~金曜までの5日間宅配してくれるサービスだと思った方がよさそうですね。
これがワタミの宅食が他と違うサービスを提供している部分と、それによるデメリットが生じる部分です。デメリットを先に紹介したのでワタミの宅食があまりよくないサービスだと感じてしまったか人もいそうですが、もちろんデメリットをカバーできるくらいのメリットもたくさんあります。
次はメリットについてみていきましょう!
ワタミの宅食のメリット
専任の管理栄養士が塩分やカロリーに配慮して献立を設計
ワタミの宅食が高齢者宅配市場で7年連続シェアNo.1という人気の理由は、専任の管理栄養士が塩分やカロリーを考慮したうえで献立を作っている点です。塩分やカロリーを気にしている人は多いものの、実際に家庭で料理をする際に減塩できているかどうか、どれぐらいのカロリーになっているのかはわかりにくいですよね。
ワタミの宅食では専任の管理栄養士が、家庭で難しい塩分調整やカロリー量などをしっかりとチェックし、品目数もしっかりとれるように献立を設計しています。
またただ単に塩分やカロリーを抑えるのではなく調理の方法も研究し、だしを上手く使いながら味が単調で味気ないものにならないように味や香り、食感にもこだわっています。
献立が豊富+季節感あるメニューで飽きない
ワタミの宅食がコンビニ弁当と違うといわれているのが、季節感のある多彩な献立で空きがこないことにもあります。コンビニ弁当では確かに様々なお弁当は置いてあるものの、ある程度回数を重ねると新しいものがなく、飽きてしまうことがあります。
しかしワタミの宅食は季節感のある旬の食材や行事に合わせたお料理を盛り込むことで、常にお弁当を開けた時のワクワク感を損なわないように工夫してくれています。季節を感じられるお弁当は専任の管理栄養士が常に献立を考えているからこそできるサービスですね。
基本的に手渡しなのでふれあいの機会が増える
ワタミの宅食は地域に密着したサービスです。毎日決まった時間帯にまごころスタッフがご自宅に配達をしてくれて、手渡しで直接言葉を交わしながら宅配を行います。
毎日ある程度決まった時間に配達してくれるので、一人暮らしをしている高齢者の方が利用することで様子を見る目が増えますし人とふれあう機会が減っている人にとっても少し会話をするきっかけになります。
友人などに先立たれてしまった高齢者は独りになりがちなので自分の為にお弁当を届けてくれる担当の人が毎日きてくれるだけでも気分がリフレッシュされます。
私の祖母もワタミの宅食を利用していて、味は正直そこまで好みではないけど毎日宅配にきてくれて少し話すのが楽しいから嬉しいと言っていました。
インターネットから24時間簡単に注文できる
インターネットから24時間いつでも簡単に注文できるのもワタミの宅食のメリットです。
一度注文してしまえば、インターネットサイト内にあるマイページの注文履歴から簡単に再注文することができます。また24時間いつでも注文ができるのはインターネットならではの便利さです。
一部対象外の地域もありますが、対象外かどうかはインターネットのワタミの宅食サイトで簡単に調べることが可能です。
ワタミの宅食選べる5つのコース
ワタミの宅食は5つのコースが用意されていて、その中から選んで好きなコースを注文するようになっています。どのコースも品目数やカロリーに気を配って作られているものですが、コースによってそれぞれに特徴が異なります。詳しく見てみましょう。
まごころ 手鞠(カロリー控えめ、ご飯別)
5日間で税込み2,450円のお手ごろな価格で人気なのがまごころ手鞠のお弁当コースです。まごころ手鞠はお手ごろサイズのおかずのお弁当で、4種類のお惣菜が食べられるようになっています。
このお弁当だけで12品目以上の食材を食べることができ、食塩は2.5g以下に抑えられていてカロリーも250Kcal相当です。ダイエットにおすすめでカロリー制限しながら健康的な食事を行うことができるようになっています。
まごころ 御膳(ベーシックなお弁当、ご飯セット)
ごはんがセットになって5日間で2,900円のベーシックなお弁当がまごころ御膳コースです。4種類のお惣菜とごはんがついていて、品目も15品目以上と豊富。
それでいて食塩も2.5g以下に抑えられていて、1食あたり500Kcalと低カロリーに作られています。まごころ御膳は原則、火曜日、金曜日に変わりご飯を提供しているので、ごはんも飽きる心配がありません。
まごころ おかず(おかず6品で一番人気、ご飯別)
まごころおかずは日替わり5日間のコースで3,080円の人気のコースです。6種類のお惣菜が彩りよく入っていて、この1食で20品目以上のおかずが摂取できます。
塩分も控えめで食塩は3.5g以下に抑えられています。
2018年11月5日より容器が洗わなくて良いものに変更されます。
まごころ こばこ(塩分控えめ、ご飯セット)
まごころこばこは日替わり5日間のコースで2,490円のご飯がセットになったコースです。3種類のお惣菜にご飯がセットになっていて10品目以上摂取することができます。
食塩は2.0g以下で減塩されていて、食べやすいように配慮されているのが特徴です。ご飯は白米のみです。
いきいき 珠彩(メイン料理とおかず3品、ご飯別)
しっかり食べ応えのあるボリューミーなコースがいきいき珠彩コースです。日替わり5日間のコースで3,200円のご飯なしのお弁当は、4種類のお惣菜で構成されていて15品目以上摂取することができます。
塩分は4.0gで、ご飯と一緒に食べてカロリーが700Kcal程度です。
ワタミの宅食を食べてみた!味はおいしい?【感想】
ワタミの宅食がいまいちだという人の多くがその料理の「味が薄い」と感じています。ワタミの宅食は塩分やカロリーに配慮した薄味のお料理です。コンビニ弁当や味の濃い料理を食べなれている人からすれば味が薄いと感じることは多々あります。やはり健康に気を使った食事だということを考えれば、味が薄いのは当然かもしれません。その分、だしを使ったり、素材の味を生かす調理をしたりと工夫がされています。それでも健康な人からすれば、味のしっかりついた料理を食べたいのが本音かもしれません。
【一番人気のまごころおかずを食レポ】
1日目 炒め和え弁当
豚肉の和え物は塩っけがあり白いご飯にとても合う味付けでした。ナスのそぼろ餡かけも肉厚に切られたナスにそぼろ餡が絡んで食べ応えがありました。
イカフライもソースをかけなくても味がするように大葉で巻かれていて美味しかったです。そして、さつま芋の和え物は甘くてまるでスイーツのような感覚で食べることができます!
2日目 肉団子黒酢餡かけ/アジ竜田揚げ参照風味餡かけ弁当
肉団子は薄味で素材の味を生かしたって感じで、味の竜田揚げは餡がさっぱりしていてご飯ととても合う!
オクラの和え物も薄い醤油味でオクラの香りもしっかりと生きていました。高菜と白和えも普通に美味しいので楽勝で完食。
個人的にひじきの味付けがあまり好みではなかったので残念ですが総合的においしい弁当でした。
3日目 あんかけチキンカツ弁当
ボリューミーなチキンカツにさっぱりした餡かけがかかっているお弁当で揚げ物だけどモタれず食べることができました。
ただ、1日目と2日目のメニューと比較すると和え物が多くてちょっと物足りない感じはありました。
和え物が好きな高齢者にはとても評判が高そうなメニューです!
4日目 イワシ梅煮/メンチカツ弁当
私の大好きなメンチカツが登場!ソースをかけても美味しいですが、塩分が気になるのでそのまま食べましたがお肉の味がしてご飯も進みます。
イワシも程よい柔らかさに煮てあるので箸で簡単にみぞれますし、骨もすぐに取れます。
ブロッコリーとマヨネーズのサラダも優しい味で美味しく、じゃがいもとたらこ和えもバクバク食べられる味付けでした。
5日目 炒め物と煮物の弁当
ご飯が進む牛肉の炒め物。味噌っぽい味がしっかりついていておいしいですが、肉の量が少し少ないかな〜と。煮物は味が薄くてちょっと残念ですけど、塩分摂取量を考えるとこのくらいが妥当かな。
おしんこや副菜もバランス良い味でバランス良いお弁当って感じでした。
白いご飯が好きな私の意見としてはもう少しご飯に合うおかずが欲しかったです。
ワタミの宅食【温め方の手順】レンジでチンだけ



500W | 800W | |
まごころ手鞠 | 約1分 | 約45秒 |
まごころおかず | 約1分半 | 約1分 |
いきいき珠彩 | 約1分半 | 約1分 |
まごころ御膳 | 約2分 | 約1分半 |
まごころこばこ | 約2分 | 約1分半 |
味付けも古き良き味付けで素材の香りや特徴を生かしたお弁当に仕上がっています。
近所の実家まで高齢の父や母のために毎日食事を届けている人は今の手間を減らすためにもぜひ一度お試ししてみることをおすすめします。